フードロスの現状~私たちができること~ tabeteの川越さんのお話を聞いてきました
11/8(木) 18:30~20:00 フードロスの現状~私たちができること~
港区エコプラザでtabete運営会社のCEO 川越さんのトークがあったので行ってみました。
以前の交流会には体調不良で欠席されていたのと、食事をとりながらの交流が主だったのでフードロス自体についてのお話が少なめ+メモ取れない状況だったのでもうちょっとkwsk・・!と思ってのことでした。
2018年は日本経済新聞が「2018年は食品ロス元年」と書いたように食品ロスの意識・取り組みが徐々に盛り上がってきているように感じます。(自分が意識しだしたから思うだけかもw)
東急スーパーに寄ったらフードロスのポスターが何気に貼ってあったり、ちょっとぐぐると各自治体で実施してたり
港区も食べキリ強化月間とか食品ロスへの取り組みを広報してたり港区食べきり協力店登録制度というのを行ったりしています。
今回のセッションも港区主催のもの。さすが港区意識高いです!
参加者の対象も「港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも」なので基本的に港区に関わる人に対してです。
私は港区民でも港区で働いていないので「どなたでも」枠でするっと入ってみました(・∀・)
なんにせよ港区エコプラザにゴーです。
だが在住地域の施設の場所すらよくわかってないのに況や他区まで知ってるわけないw
調べてみたら浜松町の駅近くでした。
駅近で助かります。浜松町駅から新橋側に歩いてすぐって感じです。手前に「変なホテル」ありました。はじめてみたw
変なホテルを超えて真っすぐ歩くとあります。裏口側に行ってしまったのか入口がちょっとわかりにくかったです。反対側は保育園の真正面でした。
中に入るとこんな感じです。
木目調のいい感じの施設です。天井がとても高いです。参加者は12名で川越さんを中心に円を描くような椅子の配置でした。
「録音撮影禁止」「SNSは個人の趣味範囲で」趣味のブログだから大丈夫かなと思いますが、、参加者のディスカッション内容などは省いて抜粋のみとします。
参加者は小学生~で正に老若男女。セッションはフランクに、ディスカッション挟みながらやりましょ~という感じですすみました。
セッションタイトル『フードロス問題の現状と食の未来に向けてのディスカッション』
ディスカッションテーマ1:フードロスと食糧廃棄物の違いは何?
フードロス:まだ問題なく安全に食べられるもの
食料廃棄物:骨、皮、脂肪など一般家庭や食品関連業者からでる、食品由来の廃棄物。ある種仕方のないロス
※日本ではフードロスと食料廃棄物とで定義が異なるけど海外はまた違う(ほぼ同意味で使ってたり)するらしい
ディスカッションテーマ2:フードロスって何が問題なの?
答えはなく、主観でいいとのこと。思うことに間違いはない
物流(燃料)や廃棄(燃やす)由来のエネルギー問題であったり、流通問題であったり、食料自給率に対して多い日本のロスなどなど
個人的に衝撃的だったのは「経済成長が見込めない中で、2050年には今の倍食糧供給できないと人口に耐えられない」⇒すなわち将来また飢餓が起こる可能性がある話。でした
日本人は世界の中でも裕福で、あまり困っている人はいない。(比較の問題だと思う)
日本の自給率は38%くらいで225%のアメリカとは異なる。アメリカは廃棄しても飢えることはない
「食糧廃棄問題の独特で複雑な問題構造が自身の改善を阻み、状況の悪化を招いてしまっている」
ディスカッションテーマ3:フードロスの原因って?(時間の関係上ディスカッションはスキップ)
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- 飲食店のロス(飲食に勤めてないとわからないほど捨ててるらしい)
- 流通のロス(包装不具合や輸送トラブル)
- 農場での圃場廃棄(規格外のモノたち)
- 賞味期限(1/3ルール。卸が受け付けない。最近は月表示にするなど若干緩和傾向がある)
- 季節もの商品(この日を超えると価値がなくなる)
- 家庭のロス(主に知識不足などから起こる。捨てたほうが楽)
- 消費者心理に起因するロス(消費者の意識のウェイト大。閉店間際でも品ぞろえ豊富&値引きしない)
後は解決策や川越さんが手がけているディスコ・スープとtabeteのお話でした。
日本と世界の飢え的な話もあり、いろんな人いろんな角度で日本の食糧事情を考えてます(個人的には他国の飢えと日本のフードロスは別問題なと思っており、「飢えてる子がいるから食べなさい」という言葉は嫌い)
このセッションを聞いて、フードロスに興味がある人は是非ホモ・デウス読んでほしい。と思ってしまいました。
人類の飢餓との戦いの歴史と飢餓の克服についても書かれてます。
フードロスは裕福層に限っていえば古代からありますが(捨てられることが裕福の象徴だったり)飢餓を克服して現代では対象の層が拡大しているイメージを私は持っていて、だからこそ現代の社会問題になっていると思いってます。
【tabeteについて】
いつも利用させてもらっているtabeteサービス。なるほどな~となった点
『外食と中食(家庭外で調理された食品を、購入して持ち帰るあるいは配達等によって、家庭内で食べる食事の形態)で提供するものが異なる』
中食は基本的にお弁当を売っているお店。お弁当そのもののロスが発生するのでお弁当そのものを提供・出品。
外食はその日により納品・消費される食材の量により、一部の食材にロスが発生する。そのためお店で出す料理ではなくロス食材を利用して、お店として自信をもって提供できる商品を出品。
中食はそうだよねって思うんですが外食のtabete事情は目から鱗でした。
予約キャンセルとかじゃない限りそうだよね、よく考えたら当たり前だよねぇ。みたいな。
出品のクオリティと満足度が高くただただすごいなぁと感心してましたが、出品のために商品とするために試行錯誤するのであればちょっと出品の敷居が高かったりもするのかなと思いました。(参加店の中で定期的に出品されるお店が一部である印象があるので)
ちなみに今日のお話から
tabeteの名前はロスする前の食材を「食べて欲しい」提供側の気持ちであり、消費者のわたしたち「食べ手」も表しているのかなと思いました。
いいサービス名です( ´∀`)
これからも楽しく美味しくレスキューします。
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