2018年フードロス元年。tabeteを通して変わったこと

2019年5月20日

何故フードロスに興味がでたのか

理由は小さく、色々あって、結果的にこれら3点が「理由?」なのかなーという感じです。問題に対する芽の種くらい。

  • ドギーバッグが日本に認知されていない
  • 家庭内における食材のロス
  • ニュースで取り上げられる問題

利用経験からドギーバッグのことは「日本にもあればいいのに何故?」と常々思ってました。
気候の差だから季節や食材によってはしょうがない部分はあります。
食べられなくて残ってしまったものをそのまま置いて帰ることに罪悪感や違和感を感じ、持ち帰れそうなお店は店員さんに確認して持ち帰ったりしてました。
食中毒やクレームを想定していることはわかるんですけど「日本ってそんなに民度が低いの???」と疑問が出る。
なんで食べ残しの持ち帰りの品質がお店の責任になるのかわからない。そんなの自己責任だよ。
ふつうの持ち帰り商品だってお客がいつ食べるかなんてお店の人関与しないわけだし、例えば1週間後に食べてお腹壊したからお店のせいって思う人っているの??石橋叩きすぎじゃね、日本。
基本は全部食べろや、なんですけど、どうしようもない時に持ち帰れる場合「あ、これ全部食べなくても大丈夫なんだ」という安心感があります。
自己責任だって法律できたら日本でもドギーバッグ普及するかな・・・
家庭内ロスについて。2人だけの家族ですが割と食料の取り回し大変です。
仕事しながら食材と作るものと消費を考える日々の生活。。
忙しさを理由に自炊していなかったときは「たまに作る」ことで出る食材ロス。
自炊するようになってからは取り回しきれなくて発生する食材ロス。
突発的に食材をもらったりすると計算が狂って大変です。
突然の「いらない」がないように色々努力してますが、、まぁ出ます。家庭ロス。
食材の取り回し大変です・・・(能力が足りない部分はたくさんあるとおもいます、ハイ)
ニュースでたまーに予約のドタキャンとか桁間違えて入荷したとか、恵方巻やドーナツの大量廃棄がやっているのをみて「うわ~」って思ってました。思うだけですけど、、こういう問題や事件があるというのを認識していた感じ。
「食を大事に」とかよく言うけどその食は「自分の中に入る、食べる食」であってそれ以外は全く大事にされてないんだよね。
それがゴミとして社会問題(現代に限らないけども)になってる。
1人の人間としてはさ、大きなことはできなくても1歩1歩すこしずつ足を進めることで0じゃないことができるんじゃないって思う。あくまでも個人ができる範囲で
とはいえフードロス自体にそこまで積極的じゃありませんでした。tabeteサービスする前は現に何もしてなかったし
だらだら書きましたがこの辺りが私にとってフードロスを考えるようになった芽です。


tabeteを利用して何か変わった?

tabeteサービスの仕組みを知ったときの衝撃は
すごーーい。無駄がない!!( ゚Д゚)
でした。

初レスキュー時は「これでいいの?」とドキドキしながらで、ミッションコンプリートしたときは「やってやったぜ!」感でいっぱいw

慣れるとあまりフードロス対応している感は少なくなっていきます。お得にゲット感w確かにあります。
出品には『tabeteに出品した理由』欄があり、毎回チェックしてますが、たまに頭を殴られるような衝撃を受ける出品理由があって「あ、これはレスキューせねば・・!」って気持ちになって覚醒します。
そうしてレスキューを重ねていくうちに
「なんでこれがフードロスなの?」という商品ばかりで「フードロスって??」という気持ちが強くなっていきました。

フードロス=廃棄としか思ってなかったからです。

上の方で元々のフードロスに対しての芽について書きましたが、実際にフードロス問題を問題としてちゃんと考え始めたのはtabeteサービスを使うようになってからです。
その中でtabeteのスタッフ皆様と交流をし、「フードロスの現状~私たちができること~」で株式会社cocooking CEO川越さんのお話を聞くことができてようやっと「フードロス」と「tabeteで目指しているもの」を認識できました。
なのでtabeteサービスを利用することでフードロス問題をちゃんと認識できるようになった
が、2018年の私の最大の変化だと思います。


tabeteはフードロス解消になると思う?

以前上手く答えられなかった質問。今ならこたえられるかも

「フードロスの受け皿にはなるけどtabete単体では解消自体にはならない」

「解消するにはお店、ユーザ、生産、流通など職に関わる人すべての意識改革が必要。tabeteはその入口足りえるサービス」
って感じです。
市場縮小するなり食に関わる流通の仕組みを変えるとか、自給自足率を上げるとか、社会構造の改革を行わなってはじめてフードロス解消の道筋ができる。と考えてます。
2018年の間、tabeteを通してフードロスに関わった私の個人の答えです。


tabeteについて思うこと

本格運営開始の2018年。初年度からフードロス旋風を巻き起こした今最も勢いのあるスタートアップの1つです。
スタッフ皆様20代。とっても若く夢も勢いもある。でもすごく堅実。
1歩1歩大事に大事に地道にやるべきことをやって、その結果すべての世代を巻き込んでいるとても優れた人たち。
何より【素直さ】を持っていると思う。柔軟さと素直さ。これはとても大事な要素だから失わないでほしいと願う老婆心。

  • 『 KIRIN アクセラレーター 2018 』にて優秀賞受賞
  • 『楽天テクノロジー&イノベーションアワード2018』にてTABETEがイノベーション賞を受賞
  • 『Ruby biz グランプリ2018』大賞受賞
  • AppleStoreのFoodダウンロードNo1

2018年のこれらの結果は社会のtabeteへの期待の表れだと思ってます。
この先、『新しい』が『当たり前』になって(いいこと!)色々な波が来ることになると思いますが乗り越え生き残って、わたしは彼らが社会構造を変えていくための強固な1柱になるって信じてます。
使いたいけど近所にないな~。
という人たちいっぱいいると思います。なので全国展開して『使いたい人たち』が『利用』して『レスキューが当たり前』が増えることを願ってます。

レスキュー川柳【全国へ レスキュー文化 羽ばたこう】


2018年のtabete利用一覧はこちら

フードロス元年。2018年のレスキュー一覧