食品ロスの問題はゴミ問題
10/2(水)に会社を早引けして食品ロス削減推進シンポジウム(環境省、毎日新聞社主催)行ってきました。
パネルディスカッションでは環境省と消費者庁が登壇していました。
この役割の違いって何だろうと思ったとき、改めていただいた資料を見直し
消費者庁:家庭の消費を軸に考え、家庭からロスを減らす施策を考える
なのかなぁと思いました。
パネルディスカッションの個人パネラーは井出留美さんの他には料理研究家で食品ロス削減アドバイザーの島本美由紀さんとお笑いコンビ「マシンガンズ」清掃会社勤務の滝沢秀一さんが登壇されてました。
消費者庁のパートナー:島本さん(家庭の冷蔵庫、食材から食品ロスを減らす)
とするとなるほどなー感があります。
食品ロスという社会問題に対し環境省と消費者庁が手を組む理由は【家庭のロス】が半数を占めるから。
当日は裸一貫で会場にいてある意味何も考えずにお話をフンフン聞いてたんですが、改めて考えると物凄く考えて組まれていたシンポジウムだったんだなぁと思います。
結構巻き巻き状態だったし2時間じゃなく半日くらいとってもいいような。。もっとこういうシンポジウムはあるべきだと思いました。
島本さんはあまりお話しする時間がなくて残念でしたが知らない「へぇ~」となる色んな術を教えてくださいました。
こういうのの積み重ねで堅実にごみを減らしロスを家庭からなくしていくのは本当に大事だなぁと実感。
テレビやラジオ、ネットでも雑誌でも島本さんの知識がレシピが拾えるので気になる方はサイトへGOです。
マシンガンズ滝沢さん。ごみ清掃員の恰好でやってきました。副業の清掃会社勤務が本業になったようですw(鉄板冗談だろうけど)
しかしさすがお笑いのプロです。話や盛り上げ方がとても上手。所謂『売れない芸人』っぽいんですがwikiとかで見るとそうは思えない。基本的にテレビ見ないし芸能人等に対してアンテナ貼ってないので売れてる売れてないの温度差がわからないです。
ゴミから見える生活、人となり、ゴミ視点からの問題点など普段意識しない、聞くことがちょっと「あちゃーっ」って思ってしまうことを話してくれました。
生活を正したい気持ちになります。
シンポジウムの終わりに滝沢さんの本が手売り販売されるとのことでちろっと見たら
あ、これツイッターかYahooニュースで見たやつ。本屋で買おうか迷って一度手に取った本でした。
これは買いでしょう!と列に並びました。
ここでも前の方々が名刺を渡していて、名刺を会社に置きっぱなしのわたしはガクブルしてましたww(自治体でも食品関係の会社でもないからあっても意味ないという話も)
順番がきてサインいただきました。サイン付き初版本です!
「僕のこと知ってます?」と聞かれて素直に「知りませんでしたがこの本は知ってました。欲しいと思ってたんです」と言ってしまいました。すみません。
滝沢さんと私、めっちゃ同年代なんですよ。30過ぎたら「29歳まで」が多かったし35過ぎたら「35歳まで」。あるあるで親近感。我ら氷河期世代orz
とにかくこの本とてもタメになります。ゴミって私たちの生活を反映するものだと改めて思いました。
日常の生活においてゴミとの関係は欠かせません。出てしまうし、さりとて毎日捨てられるものでもなく時間も決まっている。
働きながらのゴミ出しがとても負担で、引っ越し先の条件NO1に『24時間ゴミ出しOK』としたほど。
引っ越し時に改めて市区町村のゴミ分別を見て捨てるようにしていますが(市区町村によって基準がマチマチだったりする)ゴミ処理場も性能があがって可燃で捨てられるもの増えましたよね。プラスチックゴミという分類もできたし。
市区町村分別ルールとは別にマンション分別ルールに出会った時は驚きました。とある区に住んでいた時のマンション清掃の方に「ペットボトルは可燃でだして」と言われました。区ルールでは違います。
「だって回収してくれるし」
マジか。と思いつつもチキンだしモヤモヤするので別の袋にして出してましたけど。。(そのマンションはその後治安が悪化してゴミがあさられるようになったから引っ越した)
ごみ清掃員の方から上がる声はないので(あっても届かない)、消費者はゴミに対して傲慢になっていないか、とは考えたことあります。この本の様に実際のごみ清掃に携わっている方の声が出て広まるのは素晴らしいし、私たちも自分たちの生活、日常に対して背筋をピンって伸ばさないとって気持ちになります。
ゴミは自分を反映するもの。自分の生活そのものですね。改めて学習です。
食品でロスになるのは野菜がNo1。気を付けてはいますが買い物時の計画が遂行できずに捨ててしまうことあります。
肉や魚は冷凍にして対応しますが野菜はできずorz
とはいえ冷凍も限度があるので、毎日の生活の中で食品と戦うのは結構大変です。
捨てるのが当たり前になっては行けなくて、捨てないために島本さんなどの知識で対処出来たら対処。(なかなか日常に根付かせるのは大変な感じ)
とにかくちょっとでも「いるかな?」って思ったものは「買わない」
結局これが第一なのかなぁ。そんなに収入ないから買えないものあるけどさ。。
『食品ロス問題=ごみ問題=自分の生活の反映の集合体』
そして環境問題の改善にも・・
1人1人の意識が変われば食品ロス問題は大きな舵を切れる、そう思います。
ただね、シンポジウムでも話があったけど「興味がない人にどう興味を持たせるか」が、大きな問題です。
正直、家事をして毎日食材やごみと戦っている人はそれなりに意識があるので大丈夫。
単純に旦那様している人とか、そういうのダサイって思っちゃう人とか、全く興味なく考えたこともない人とか、そういう人がどうやって向き合うか。
1つは教育。
だから今学校教育で食品ロスを扱っているのは物凄く大事なこと。ただ芽吹くまでには時間がかかるかな。。とはいえ子供が興味を持ったら親も引きずられるのでそのあたりでいい相乗効果が出るといいなとは思います。
マシンガンズ滝沢さんがシンポジウムでおっしゃったのは「なにかしらゲーム性」をもたせること。
私はコレ大賛成なんです。同じこと考えて提案したことあります。実現するかわかりませんが・・
今食品ロスのサービス、私がよく利用しているTABETE。ゲーム性はないけど『活動記録』があります。レスキューした重量や救った二酸化炭素量など環境問題へのアプローチ、社会への参加・自己肯定感が持てるサービスだと思ってます。
アプリで購入してお店に受け取りに行くだけなのでシンプルなのもいいです。
難しく考えないで「お得にゲットだぜ。安く生活できる情強w」からのスタートでもいいと思います。むしろ大有り。
誰でも簡単に食品ロスにアプローチができる。
ムーブメントになって「活動する=カッコイイ」になって「当たり前」に、なるといいなぁ。
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